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Schatz
Box (1)
大澤壽人
OZAWA Hisato (1907-1953)
ピアノ協奏曲第3番 変イ長調 (1938年初演)
Piano Concerto No.3 in A-flat major
(world premiere performance 1938)
1938年当時、こんなにモダンなすばらしい曲が日本で初演されていたのは驚きです。
国家総動員法が公布され、日米開戦まであと3年と6月です。
当時の世界の空気を十分に吸い得た作曲者の鋭利で柔軟な傑作です。
トラック番号は6〜8 です。
「芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ
第一集 」
指揮:本名徹次 ピアノ:野平一郎
<他収録曲>橋本國彦:感傷的諧謔・宮原禎次:交響曲第4番
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試聴用データ
(MP3)
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(2003年5月13日) |
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Schatz Box (2)
信時
潔 NOBUTOKI Kiyoshi (1887-1965)
交声曲「海道東征(かいどうとうせい)」
(1940年初演)
Cantata "Kaido-tosei"
(world
premiere performance 1940)
北原白秋の作詞、「海ゆかば」の作曲者
信時 潔の作曲による、日本が持つ強力な曲です。
戦時下の作曲初演のこの曲は、戦後上演機会に恵まれたとは決して言えませんが、 確かにこういう曲があるのです。
現代日本でいう「愛国心」ということばにまとわる、様々な負のニュアンスを解き放つ、純な感情の機微に胸打たれます。
トラック番号は 2〜9 です。
「芥川也寸志メモリアル
オーケストラ・ニッポニカ 第二集」
指揮:本名徹次
<他収録曲>早坂文雄:管弦樂曲「讃頌祝典之樂」・
芥川也寸志:赤穂浪士のテーマ
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試聴用データ
(MP3)
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(2003年6月4日) |
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Schatz
Box (3)
Christian
Sinding クリスティアン・シンディング
(1856-1941)
<Serenade>
for 2 violins and piano Op.92
2つのヴァイオリンとピアノのための「セレナーデ」
グリーグより13才若いこのノルウェーの作曲家が、いかに、当地で大切にされ、世界的にも評価されたかは、この曲を一聴すればおわかり頂けると思います。 まだまだ優秀な作品が眠っているものですね。2つのヴァイオリンのための極めて重要なレパートリーになることと思います。トラック番号は13〜17 です。
「DUO
SERENADE 〜デュオ・セレナーデ〜」
ヴァイオリン:吉川朝子/フェデリコ・アゴスティーニ
ピアノ:渡邉康雄
<他収録曲>ヴィヴァルディ・ショスタコーヴィチ・
ミヨー・木幡由美子
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(2003年8月4日) |
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Schatz
Box (4)
Darius
Milhaud ダリウス・ミヨー(1892-1974)
Sonata for 2 violins and piano Op.15
2つのヴァイオリンとピアノのためのソナタ 作品15
ミヨーの音楽はお好きですか。あまりお好きでない方も試しにこの曲を聴いてみてください。 22才のミヨーが一連のP.クローデルの舞台の為の付随音楽に取り組んでいた時代に作曲されたものです。この嵐のような創作活動家が、どのような精神と技術から出発したのかおわかりいただけると思います。ストラヴィンスキーの「春の祭典」は前年にパリで初演され、サティの 「パラード」の初演が3年後に迫っています。
トラック番号は7〜9 です。
「DUO
SERENADE 〜デュオ・セレナーデ〜」
ヴァイオリン:吉川朝子/フェデリコ・アゴスティーニ
ピアノ:渡邉康雄
<他収録曲>ヴィヴァルディ・ショスタコーヴィチ・
木幡由美子・シンディング
(2003年8月4日) |
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Schatz Box (5)
Ludwig
van Beethoven
ルートヴィッヒ・ ヴァン・ベートーヴェン
(1770-1827)
Piano Sonate Nr.9, op.14-1
ピアノソナタ第9番 作品14-1
血気さかんな29歳の若きベートーベンが現役ピアニストとして大変に好きでリサイタルでよく弾いていたとのこと。壮大なスケールを持つ破格の大曲を創造しだす直前の、暖かさと愛情豊かな美意識の溢れる珠玉の小ソナタと言えよう。(演奏者解説より)
トラック番号は 1〜3です。
「Pilgrimage for PianoT・U 〜松村禎三
巡礼〜」
ピアノ:渡邉康雄
<他収録曲>松村禎三「巡礼」・ドビュッシー「版画」
ガーシュイン「ワイルド超絶技巧編曲集」
(2003年12月7日) |
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Schatz
Box (6)
Benjamin
Britten ベンジャミン・ブリトゥン
(1913〜1976)
Notturno
ノットゥルノ
オペラなど人声を伴う作品や管弦楽曲で広く知られたブリトゥンですが、ピアノ曲はあまりよく聴かれていないようです。この作品は、1963年ブリトゥン50歳のときのものです。強い緊張感と底無しの暗いスケールを持つこの曲は、極度の切迫感を持続しながら不安の うちに彼方へ消えていきます。戦争レクイエムの作曲から2年、前年にはキューバの海上封鎖があり、世界を震撼させます。また作曲の同年に彼はソビエトを訪問しています。 トラック番号は7です。
「蓮の国 〜近代イギリス・ピアノ小品集〜」
ピアノ:井田久美子
<他収録曲>バークリー「5つの小品集 」
より/
アイアランド「引き船の道 」/
スコット「蓮の国」/バックス「ウォッカの店で」/
ホルスト「ノクターン」他
試聴用データ
(MP3)
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ノットゥルノ 前半
"Notturno"
(2004年2月13日) |
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Schatz Box (7)
Sergei
Prokofiev セルゲイ・プロコフィエフ
(1891-1953)
Sonata for Violin and Piano No.2 Op.94a
ヴァイオリン・ソナタ第2番 作品94a
1943年に作曲初演されたフルート・ソナタ ニ長調を、D. オイストラフの薦めでヴァイオリンソナタ
に改作したものです。初演は翌44年で、この年には交響曲第5番が作曲されています。 プロコフィエフ53才、円熟期の傑作です。曲は虚脱と諧謔の交錯する展開の末に、苦悶の内側から
爆発的に噴き上がる輝かしい勝利の瞬間を見せてゆきます。
トラック番号は Disc 2、6〜9です。
「佐藤久成 ヴァイオリン・リサイタル
<ライブ>」
ヴァイオリン:佐藤久成 ピアノ:紫垣英二
<他収録曲>ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第3番」
イザイ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番
バラード」
オンドリチェク「ボヘミア狂詩曲」
ガーシュウィン(ハイフェッツ編)「ポーギーとベス」他
(2004年7月12日)
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Schatz Box (8)
William
Walton ウィリアム・ウォルトン
(1902-1983)
Sonata for Violin and Piano
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
衝撃的でパワフルな大作をたて続けに世に送り出したウィリアム・ウォルトン
47才の時の作品です。曲はユーディ・メニューインの為に書かれ、彼とルイス・
ケントナーによって、1949年チューリッヒトーンハレで初演、翌年ロンドン初演が
Drury Lane シアターで行われました。この曲は初演者の両夫人に献呈されて
います。トラック番号は Disc 2、1〜2 です。
「藤川真弓 ヴァイオリン・リサイタル
2002」
ヴァイオリン:藤川真弓 ピアノ:清水由香里
<他収録曲>コレルリ(クライスラー編)「ラ・フォリア」
ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調」
フォーレ「子守唄」
シューマン「夕べの歌」「ロマンス」他
(2005年2月4日)
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Robert
Schumann ロベルト・シューマン
(1810-1856)
Piano Concert A minor Op.54
ピアノ協奏曲 イ短調
この曲は、1840年ようやくクララ・ヴィークとの結婚を果たしたシューマン「歌曲
の年」の翌年(1841)に作曲された「ピアノと管弦楽の為の幻想曲」を第1楽章
として、1845年、第2・第3楽章が作曲され、完成しました。曲中には、クララの
作曲したモティーフが盛り込まれ、1846年のゲヴァントハウスでの初演も彼女
の独奏によって行われています。作曲者後年の心身的動揺の影が忍び寄る
時期に完成され た作品ながら、曲は精神の決定的な高みを見せる古今の
ピアノ協奏曲の中でも特筆すべき傑作の一つです。トラック番号は1〜3です。
多賀城アンサンブル管弦楽団 / 指揮:斉藤
博 ピアノ:渡辺洋美
<他収録曲>シューマン「交響曲第4番
ニ短調」
(2005年6月18日) |
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Schatz
Box (11)
Manfred
Gurlitt マンフレート・グルリット
(1890-1972)
Violin
Concerto F-dur
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調
ナチの迫害によってヨーロッパを離れることを余儀なくされたマンフレート・グルリットの1934年、44歳の時の作品です。この年はナチスのハインリヒ・ヒムラーがゲシュタポ(秘密国家警察)の長官に就任した年でもありました。このような状況下、この曲はなかなか初演の機会に恵まれませんでしたが、作曲以来20年の後、ドイツを遠く離れた日本において、ようやく初演が果たされました。ヴァイオリン独奏は、当時、13歳ではありますが天才の呼び声高い渡辺茂夫です。グルリット自身の指揮による東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で、迫真の舞台になっています。
「グルリット
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調」 Gurlitt:Violin Concerto F-dur
独奏
渡辺茂夫 SHIGEO WATANABE,violin
指揮:マンフレート・グルリット
Conducted by MANFRED GURLITT
東京フィルハーモニー交響楽団
TOKYO PHILHARMONIC ORCHESTRA
録音:1955年(昭和30年)2月11日
日比谷公会堂
<世界初演> *モノラル録音
Date:11th Feb.1955, Hibiya Public Hall, Tokyo <World Premiere>
*MONO
(2007年9月15日) |
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Schatz
Box (12)
渡辺茂夫
Shigeo Watanabe
(1941-1999)
ヴァイオリン・ソナタ
第1番 第2番
Violin
Sonata
No.1 & No.2
グルリットの協奏曲初演の前年、渡辺茂夫は多忙な学業研究、ヴァイオリンの修練の合間に、2つのヴァイオリンソナタを作曲していました。当時13歳ながら、時代を背負った、音楽的価値の充実した作品に仕上がっていて、あまりの早熟さに驚かされます。その後14歳の時に渡米して2年。不幸な事故にみまわれ、音楽家人生を断たれることになりますが、演奏家としてだけでなく、作曲家としての優れた才能もかえすがえす惜しまれます。
「渡辺茂夫作曲
ヴァイオリン・ソナタ」 Shigeo
Watanabe:Violin Sonata
ヴァイオリン:木野雅之
Masayuki KINO,violin
ピアノ:吉山 輝
Hikaru YOSHIYAMA,piano
録音:2005年11月15・16日
秩父ミューズパーク音楽堂 *世界初録音
Date:15・16th Nov.2005,Chichibu Musepark Hall,Saitama
*World
Premiere Recording
試聴用データ
(MP3)
ヴァイオリン・ソナタ第1番
Violin Sonata No.1
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試聴用データ
(MP3)
ヴァイオリン・ソナタ第2番
Violin Sonata No.2
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(2007年9月15日) |
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